私の子供時代、
毎日のように大橋(長崎市)にある草野という町の本屋へ行ってました。
(現在長崎市住吉町に移転しています)
本の巻末にある好きな作家の作品は全部買って読んでいましたし、
私にとっては「草野へ行く」というのが
わくわくする時間の過ごし方のひとつだったのです。
1994年にAmazon が出現し、本の流通が変わり始めました。
街の多くの本屋が姿を消していきました。
1998年製作のMeg Ryan と Tom Hanks 主演の映画 You've Got Mail
に出てくる Fox Books というメガブックストアを
ご記憶の方もいるかもしれません。
店内に入っただけでわくわくするような作りです。
今回JR大阪駅のとなりに新しくできたLUCUA 1100 (ルクア イーレ)の
9Fにある蔦屋書店 TSUTAYA BOOKS はまさに
中に入るとワクワクです。
ここ数年日本でもカフェと本屋がドッキングした形は増えてきました。
しかしこれほど欲張りか、というほどこの蔦屋は盛りだくさん。
私が入ったところには、まず靴磨き専門店 Burnish というのが目につきました。
「え〜!?本屋さんに靴磨き??」
その横には店内ATM。
その横にはコートやバックパックなどの荷物を預けられるクロークも無料で利用可。
私は重〜〜いバックパックを預けて身軽に店内を散策。
貸し会議室も隣接してます。
カフェも3つくらい入ってました。
デンマークのオーディオビジュアルブランド
Bang & Olufsenのショールームもあります。
そのとなりはApple shop。
モバイルショップもあり。
オリジナルウエディングのデザインをしてくれる
Wedding Design Lab。
そのとなりは旅のプロJTB。
ネイル・ヘアカラー・ヘッドスパのサロンもあり。
それぞれの本のテーマのセクションには
それ関連の外国雑誌や雑貨も豊富に置いてあります。
ウッディな店内には数多くの居心地のいい椅子やソファがあり
購入前にゆっくり本を手に取り、くつろいでページをめくる
or 最後まで読んでしまうことが可能。
wifiやコンセントもあるので仮オフィスとしても短時間使えそうです。
とにかく近くの本屋ではみかけない本や雑誌の種類が多いので
あっという間に時間が過ぎていきます。
これらのいろんなショップと本の間には何の仕切りもないので
全てが本屋の一部という感じです。
つまりトレンディなホットスポットと図書館と本屋とカフェが融合したもの
それがこの蔦屋書店。
こういう本屋もおもしろいけど、
実は私の好きな本屋は今でも前出の映画You've Got Mail で
閉店を余儀なくされた味がある街の小さな本屋タイプ。
それぞれのオーナーの個性やが光り、思いがあふれている本屋。
実はアメリカやヨーロッパにはそういう本屋は今でも探せばあります。
さてさて10年後。
どんな本屋ができてるかなぁ〜。
🎵 The times they are a-changing' (Bob Dylan)