毎週日曜日に行われているTOEIC集中講座も半分を過ぎました。
去年は毎回6時間でしたが今年は一回の講座が4時間です。4時間は長そうですが、TOEICはカバーしなければならない事項が大変多く、毎回あっという間に過ぎて行きます。
昨日はPart 7の読解問題から始めました。このパートは受験戦争を通って来た生徒さんはこつがわかればわりと攻略できるところです。
とにかくTOEIC頻出単語をマスターすることは必至です。わからない単語が多すぎるとそれだけでスピードが滞ってしまいます。今回みなさんに配布したOxford 大学のcorpusで分析したTOEICの最頻出単語のリストの語はとにかく必ず覚えましょう。
そしてできるだけ多くのTOEICタイプの文章を読みこなし、この手の文書に慣れることです。
TOEICに出てくる文書は、大学受験などに出題されるものと異なり、実は全く難解なものではありません。ある製品に対する苦情だとか、ホテルの宿泊後の感想やフィットネスクラブの申込書など大人が英語圏で日常に生活しているとよく出くわすタイプのものばかり。難しくはないけれど高校生など社会経験がないと最初は少しハンディがありますが、慣れてくると高校生でも十分に理解できる内容です。
それからPart 5の文法攻略は、今回は接続詞。前の文と後ろの文の関係をしっかり読み取れば適語を入れることができますが、その語だけみるとなんとなく意味はわかっているつもりでも、普段から様々な接続詞に慣れていないと確実にポンポンと埋めていくことが難しく少しトレーニングが必要です。
WHILE and WHEREAS
1. Some people are tall, whereas others are _________.
a. intelligent b. thin c. short d. large
まず、whereasはwhileよりフォーマルな感じで、コントラスト(対比)を表します。(whileは「〜する間、〜するとき」という意味のときもありますが、今回は「一方」の意味の練習です)
前半の文章が「ある人は背が高い」と言っているので、その対比は「背が低い」を探せばいいので、"short"を選べばいいということになります。
2. A box is square, whereas ___________________.
a. a rectangle has four sides b. we use envelopes for letters
c. my village has a town square in the center d. a circle is round
さてこの文章は「箱は四角い」と言っているので、その対比「〜は丸い」を探せばいいので答えはdの「円は丸い」になるわけです。
WHETHER OR NOT and EVEN IF
どちらも状況に左右されない感じですが、答えるときは主文の意味に注意しましょう。
1. Maybe you are finished with the exam, and maybe not. It doesn't matter. The time is up.
a. You have to hand in your examination paper whether ... or not.
b. You have to hand in your examination paper even if ...
回答は a. ... whether you are finished or not.
b. ... even if you are not finished.
even if の場合は主文が「試験を提出しなければならない」とあるので「終わってなくても」とこの場合は否定文にしないと意味が通りません。
2. Sometimes the weather is hot, and sometimes the weather is cold. It doesn't matter. My grandfather always wears his gray sweater.
a. My grandfather wears his gray sweater whether or not ...
b. My grandfather always wears his gray sweater even if ...
回答は a. ... the weather is cold.
b. ... the weather is hot.
even if の場合は「祖父はいつもグレーのセーターを着る」に対するので、寒いときは当然着るだろうということで、「暑いときでさえ」と言うことで意味が通ります。
今回のレッスンではPart 1とPart 3のListeningもやりましたが、生徒さんによってリスニング力の差がありましたが、whether or not (リスニング力があろうとなかろうと)毎日練習してください。テニスの本を読んだだけではテニスプレーヤーになれません。日々の練習をしないで実際にコートに出て(実際に英語を話す場に出て)結果を出せる人はいないでしょう。
来週も楽しくいきましょう!