Monday, January 24, 2011

Dance, dance, dance! ダンスの魅力


この1,2年アメリカのreality showであるSo You Think You Can Danceを見ていますが、ダンスのすばらしさを再認識しています。

ロスアンジェルスに住んでいたころは、全くリズム感もなく踊りもへたな私ですが、よくみんなと踊りに行っていました。LAでは週末は"Let's go out somewhere!"ということで、毎週話題のレストランに行ったり、ライブコンサートに行ったり、劇を見に行ったり、セイリングや乗馬、パーティと週末にやる事には事欠きません。ダンスにいくのもそのひとつで、私たちがよく行っていたのは、Wilshireの南にあるフランス系のavant gardeなディスコや、downtownのundergroundなところ、そしてHollywoodのsoul系やcontemporaryなところでした。ただ私は踊りに行くというよりは、行くところのthemeに合わせてふだんと違うファッションを思いっきり楽しみ、友達と楽しい時間を過ごすということが目的で、上手に踊ろうなどはあまり思ったこともありませんでした。(というか踊れない

UCLA時代のあるときマレーシア人の友人が学校のダンスサークルの発表会に誘ってくれたことがありました。そのとき踊る彼を見て、その情熱、技術、そしてエンターテインメント性などに初めて感動を覚えました。その後キャンパスのカフェテリアで知り合ったUCLAの大学院に行っている2人の日本人女性、ひとりは北大の農学部出で、きのこの研究ばかりをしていたという人、もうひとりは大阪大学の社会学部を出た人、がダンスの勉強のために大学院に来ていてあらためてダンスって大学院の学科にもなるようにすごいんだと思いました。「科目は解剖学からあるのよ」って言ってましたが、ふたりとも「ダンスがやっぱり一番好き」ということで、本当にがんばっていました。ひとりの子のアパートには一面に鏡が貼ってあって常に自分の生活にダンスがあるという感じ。もうひとりの子は英語の論文が苦手だということで、一緒にお寿司屋さんでバイトしていたこともあって、論文作成の手伝いもしてあげました。

世界中に踊りは人類の歴史とともにありますが、人間は最終的には感情の動物で、ダンスは文字よりも、言葉よりも内なる心のささやきや叫びを表せる手段です。ただリズムに合わせてからだを揺することはできても、あのSo You Think You Can Danceの出場者のように、あれだけ精巧な技術をマスターする過酷な練習をし、情熱を持って表現するダンスは、何よりも雄弁で見る者に感動を与えます。
それとともに、あの番組はまだ世に出ていない人たちの登竜門のようなものですから、夢を持っている全ての人に感動を与えるのでしょう。Yes, if you believe in yourself and work very hard for your dream, you can achieve more than you have ever imagined!