Thursday, November 11, 2010

Erik Weihenmayer



英語教師をやっていて大変うれしいことのひとつにたくさんものが読めるということがあります。
ある受験生のクラスで佐賀大医学部の過去問をやっていて登場したのが写真のErik Weihenmayerの"In Hillary and Tenzing's Bootprints"からの引用読解文。

生まれつき網膜分離症をわずらい、13歳で完全に失明。しかし、高校ではレスリング部のキャプテンで、ボストンカレッジ時代はタジキスタンのパミール高原のトレッキングに行っています。中学校教育の修士号も取得した年に北パキスタンのカラコルムのBatura氷河にも登頂し、1995年にはAmerican foundation for the Blindがスポンサーになって北アメリカの最高峰のMt. McKinleyも制覇しています。1998年にはケニヤのKilimanjaroに、そして1999年にはアルジェンチンのMount Aconcaguaも制覇、2001年にはMt. Everestも制覇と、are you really blind?? と目が見える人でも通常なしえないことを、おそらく想像を絶する努力のもとに成し遂げています。

こういう偉業を成し遂げた人々のことを考えるとき、人の生き様とは本当に「意思力」なんだと痛感させられます。「念じればなる」とも言いますが、本当に強く求めれば、自ずと努力してその目標を達成することができるのでしょう。

受験生のみなさん、本当にその大学に入りたければ、誰よりも強くそれを意識し、そのためには今何をすべきかを考え、行動に移しましょう。そうすればかならずや春には何かを得られるはずです。

Where there is a will, there is a way.
(意思あるところに道あり)