Wednesday, November 24, 2010

Thanksgiving Tradition サンクスギビングデーの歴史



明日はアメリカではサンクスギビングデーといって収穫を感謝する日で、家族で七面鳥を焼いて祝います。All About よりその歴史を見てみましょう。最後に写真の七面鳥のスタッフィング(ドレッシングとも言います)のレシピもありますよ!


Celebrate Thanksgiving Day

The History and Origin of Thanksgiving Day


サンクスギビングデーの歴史







Almost every culture in the world has held celebrations of thanks for a plentiful harvest. The American Thanksgiving holiday began as a feast of thanksgiving in the early days of the American colonies almost four hundred years ago.
世界のほとんどの文化で多くの実りに感謝を捧げるお祝いがあります。アメリカの感謝祭はおよそ400年前の植民地時代の初期に感謝を祝う日として始まりました。
In 1620, a boat filled with more than one hundred people sailed across the Atlantic Ocean to settle in the New World. This religious group had begun to question the beliefs of the Church of England and they wanted to separate from it. The Pilgrims settled in what is now the state of Massachusetts. Their first winter in the New World was difficult. They had arrived too late to grow many crops, and without fresh food, half the colony died from disease. The following spring the Iroquois Indians taught them how to grow corn (maize), a new food for the colonists. They showed them other crops to grow in the unfamiliar soil and how to hunt and fish.
1620年に100人以上を乗せた船が新世界へ移り住むために大西洋を横断しました。この一団はイギリス国教会の考えに疑問を持ち始め、そこから分離したかったのです。ピルグリムと呼ばれるその一団は現在マサチューセッツ州となっているところへ落ち着きました。新境地での彼らの生活は過酷なものでした。多くの作物を植えるのには時期遅く、新鮮な食物がなく半分の人は病気で亡くなりました。春にはイロコイ族のインディアンがとうもろこしやその他の食べ物の育て方を入植者に教えました。インディアンは彼らになじみのない土地に育てられる他の作物を教え、漁の仕方を教えました。
In the autumn of 1621, bountiful crops of corn, barley, beans and pumpkins were harvested. The colonists had much to be thankful for, so a feast was planned. They invited the local Indian chief and90 Indians. The Indians brought deer to roast with the turkeys and other wild game offered by the colonists. The colonists had learned how to cook cranberries and different kinds of corn and squash dishes from the Indians. To this first Thanksgiving, the Indians had even brought popcorn.
1621年の秋にたくさんのとうもろこしや麦、豆やかぼちゃが取れました。入植者は大変感謝し、お祝いが計画されました。地元のインディアンの酋長と90人のインディアンを招待しました。インディアンは入植者からの七面鳥と他の鳥類と一緒に焼くのに鹿を持って来ました。彼らはインディアンからクランベリーやさまざまな種類のとうもろこしやカボチャの料理を教わりました。この最初の感謝祭にインディアンはポップコーンを持って来ました。
In following years, many of the original colonists celebrated the autumn harvest with a feast of thanks. After the United States became an independent country, Congress recommended one yearly day of thanksgiving for the whole nation to celebrate. George Washington suggested the date November 26 as Thanksgiving Day. Then in 1863, at the end of a long and bloody civil war, Abraham Lincoln asked all Americans to set aside the last Thursday in November as a day of thanksgiving.
それから後は最初の入植者たちは感謝のごちそうで秋の収穫を祝いました。アメリカが独立後、議会は国中が祝うための感謝祭の日を年に一度もうけることを推奨しました。ジョージ・ワシントンは11月26日をその日にするよう提案しました。1863年に多くの人が犠牲になった長い南北戦争終結後、アブラハム・リンカーンは全てのアメリカ国民に11月最後の木曜日を感謝の日とするように言いました。


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私がアメリカで最初のThanksgiving Dayを経験したのは私の姉の家に居候していた時のことです。七面鳥の中をくりぬいて、その中にレーズンやクルミやパンなどを入れて詰め物をするんですが、それをdressingと言っていたので、dressingとはサラダにかけるものという知識しかなかった当時は驚きの発見でした。
材料
・1日前たったフランスパン、1〜2cm角に切る
・くるみ 1カップ
・タマネギとセロリのみじん切りそれぞれ1カップ
・バター 大さじ6
・りんご 1個 皮をむいて角切り
・レーズン 3/4カップ
・オリーブ 数個 みじん切り
・七面鳥の取り出した内蔵から作ったスープ(鶏肉からあるいは固形コンソメでもOK)
・パセリ 1/4カップ みじん切り
・塩こしょう、セージ
作り方
1. フライパンでくるみを炒る。あるいは電子レンジで香ばしい匂いがするまで1〜2分高温でチンする。
2.大きめのフライパンを中火であたためバターを大さじ3入れ、角切りのパンを入れバターでコーティングする。バターをトーストする。表面がうっすら茶色になったら裏返しする。(固くなっていないフレッシュなパンを使う時はオーブンに10分ほど入れて水分を取る)
3.大きな鍋で残りの大さじ3のバターを入れ中火でオニオンとセロリを5〜10分ほど炒める。パンとクルミ、レーズン、りんご、パセリを入れる。スープストックを1カップ入れる。セージと塩こしょうを入れる。
4.ふたをし、弱火で1時間煮る(あるいはりんごが煮えるまで)。ときどきふたを開け、水分がなくならないようにスープストックを補充する。
これを七面鳥のおなかに入れてオーブンで5〜6時間焼きます。ときどきbastingといって、オーブンを開けて肉汁を鳥の上にかけてあげるととってもこんがりとおいしく焼けます。長崎では七面鳥は手に入りにくく、日本のオーブンは小さくて、七面鳥が手に入ってもオーブンに入らないので、ホールチキンでやってもとてもおいしくできます。お肉屋さんに頼んでおけば翌日に用意してくれますよ。エスタミネー英語教室住吉校のすぐそばの住吉商店街の「肉のわたなべ」はたいがいいつもあります。
もし明日のThanksgiving Dayもしくは今週末お時間がある方は、ぜひdressingでスタッフしたチキンを焼いて、往時のアメリカに渡ったピルグリムの人たちの苦労と喜び、インディアンの人たちの親切さなどに思いを馳せてみてください。
Happy thanksgiving!